Bachacha

音楽、伝統文化、経済社会などに関心あり

人類の欲望と夢の為に犠牲となり宇宙に消えた「一人の雌犬」がいたことを忘れない

jp.sputniknews.com

 

スプートニク2号/ライカ犬 から冒頭部分である『』と写真を引用した。

『2007年11月3日。この日、生きた生物が初めて宇宙空間を飛行してちょうど半世紀を迎えた。1957年11月3日午前2時30分(世界時)、ソ連中央アジア・バイコヌール宇宙基地から打ち上げられたR-7ロケットには1匹の犬が乗せられていた。「ライカ」と呼ばれるその犬は、世界で最も有名な犬の一匹である(下)。

ライカは宇宙を初めて飛行した生物であるが、そのこと

よりもむしろ、その悲劇的な最後で人々の関心を惹いて

しまう。当時は大気圏外からの帰還技術が無く、ライカ

はいわゆる“特攻”だったのだ。』

 

これは、私が子供の時の出来事だ。

その時、私はこの新聞記事を見て、世界初の人工衛星

ち上げ成功に続く犬を搭乗させた地球周回衛星の成功に

は大きく心躍らせた記憶がある。

そのころは、SF小説やSFマンガは極めて人気が高く、夢と科学の現実的接近が強まった時期だ。

この辺りから、私はUSとロシア(ソ連)の宇宙開発について大きな関心を持ち、それへの学習意欲が高まったが、当時は、まだ一般家庭で天体望遠鏡を持つ所は少なく、学校にそれが在るのも珍しい時代だった。

ただ、現代の様に光害などはなかったから、満天の星の中で星座や火星、金星などの大きな惑星を探すのには全く苦労は要らないので、その中でも何故か好きだった北斗七星を何時も追い求めていた記憶がある(笑)。

そして、この写真にある賢く優し気な顔で、大きく輝く『彼女』の瞳が私の心に強く訴えて来るのは、一体、何だろうか。

私は、Sputnikに掲載されたこの記事が無ければ、『彼女』の存在をほぼ忘れたままにしただろう。

愛犬家の中には、こうした行為を非難する人々が大勢いるだろうが、『彼女』は、人間の欲望によるただの犠牲者ではないと思いたい。

実際の上では、人類は多くの動物を犠牲にして成り立っているが、『彼女』は人類全体、中でも多くの少年少女の大きな夢を具現化した、一人の大きな英雄なのだ。

せめて、『彼女』を人類の歴史に英雄の一人として記録し、なおも虚飾を排して後世に事実を伝える事が、『彼女』と人類への我々が持つ責務ではないのか。

ISS国際宇宙ステーションや数多くの宇宙探索機が話題になる機会は多く在っても、宇宙開発の黎明期に世界へ衝撃を与えた『彼女』が話題になるのは皆無となってしまった今、ここで改めて、忘れてはならないはずの『彼女』を思い出し、冥福を祈りたい。

合掌。