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トランプの過激すぎる言動が民主党軍産複合体の冷戦構造維持を抑制する結果に

米、先制攻撃禁止法案を提出 対北朝鮮民主党有志

北海道新聞11/01 08:38

 

田中宇氏が繰り返し述べて来たように、トランプは濃淡の差こそあれども歴代大統領と同じく、「やり過ぎ」戦略でWW2以後の冷戦構造を破壊し続けている。

911以降、USによってアフガンを皮切りに過激な外交政策が推し進められるに従い、UKを除いて次第に欧州各国からUSは迷惑がられ、次いで欧州はロシアとの経済関係を強化し、アフリカ・中東ではロシアと中国が、USに取って代わって経済と国際政治の両局面で影響力を高めた。

この北朝鮮先制攻撃禁止法案も、アジアにおける中国の指導力を高め、北朝鮮問題を解決する指導力をロシアと中国の2か国に譲る道を残すための戦術の一つだろう。

トランプが過激な発言を繰り返して来たのは、結局はUS国内の民主党軍産複合体シオニスト系国際資本を弱体化するための、彼の背後にいる国際経済多極派による戦略であると見るのが素直に思えるのだ。

だが多くの日本人の頭の中では、未だ冷戦当時のまま日米安保が充分に有効だと思い込み、USDは破綻しないと思い込み、ロシアと中国は日本にとって単に「嫌いな国」でしかなく、だが国際経済の変化には全く無知無関心のまま、現状追認の姿勢維持に止め置かれたままなのだ。

現に日本人は殖民地市民として欧米文化志向が信仰され、カタカナ語、英語、イベント催事やアニメ、ゲームにのめり込み、伝統文化を平気で改ざんし、捨て去り、先人の声には全く耳を傾けることなく事象を深掘りせず、精神年齢は哀れにも13歳のままであるから、1%層対99%層の経済社会構造さえ自覚してはいない。

それがクソメディアによる戦後の日本人の、大宅壮一が言った「一億総白痴化」に他ならないのだ。

平家物語の冒頭にあるのは次の言葉だ。

祇園精舎の鐘の声

 諸行無常の響きあり

 沙羅双樹の花の色

 盛者必衰の理をあらわす

  おごれる人も久しからず

 ただ春の夜の夢のごとし

 たけき者もついには滅びぬ

  偏に風の前の塵に同じ 」

正しく世界の現実から見えるのは、「所業無常」ではないか。

そしてその「所業無常」の世界の主人公は、人間であれば他動的ではなく能動的であるはずの、私たち自身である以外にはない。