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改正個人情報保護法は誰のための法律なのか?やがて匿名化は無効化される


 

次は、上記の『ビッグデータ時代のプライバシーはどうなる?』からの抜粋だ。

『これを受けてNetflixはプライバシーの侵害を理由に訴訟を起こされている(後に和解)。匿名化されたはずのデータが、インターネットで誰でも見られるデータと組み合わせることで個人を特定できてしまった(WIRED「NetFlix Cancels Recommendation Contest After Privacy Lawsuit」より。 2010/03/12 14:48)。

これだけではない。今年1月には、匿名のDNAとインターネット上の情報を突き合わせて、個人を特定した研究がアメリカで発表された。DNAは研究用に世界中から匿名で集められたもので、年齢と住んでる地域の情報が記録されていた。この情報とネットの情報を付きあわせて、1000人分のうち50人分が家系図にたどり着き、特定できたという(BBC News「Donated genetic data 'privacy risk'」より。 2013/01/18 04:29 ET)。』

 

「顔や指紋認識など身体的特徴に関するデータも」ビッグデータへ流し込められるのだから、いかに匿名化を進めようと、収取したデータを積み重ねて行って一致点を集め解析すれば、やがては人名、住所、携帯番号などの特定にたどり着き、あらゆる行動が裸にされる。

しかし、例えそうなったとしても、「匿名化で加工した情報」の条文を盾にして、故意や重過失が無い限り、この個人情報保護法から関係業者の法的責任が問われることはない。

この個人情報保護法は、法的に業者や諸官庁を免責させるのが目的の一つなのだよ。