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亡くなった大統領補佐官ブレジンスキーは合理主義者だった「アフガンのイスラムはワシントンが作り上げた」「世界は多極化にある」


 

 

「アフガンのイスラムはワシントンが作り上げた」ブレジンスキー氏が認める 新世紀人

 

 ブレジンスキーは、民主党対外強硬政策の要でありながら、率直にイスラム武装勢力がUS製であることを認め、またUS第一に執着はしていなかった。

彼は、冷静にUS第一の時代が既に破綻していると認識し、世界が多極化する方向に在ると考え、それを認めていた。

上記のN.Tに掲載された『世界の政治的覚醒』の中で、彼は「中国と日本の台頭(傑出)によって、大西洋諸国(欧米)の500年間の世界支配は終わる」と述べたが、その意味する所は、経済力学から見れば、「中国の支配下に収まった日本、或はUS殖民地政策から離反して独立した日本」だ。

2008年当時の田中宇氏の記事では、ブレジンスキーは「G8は時代遅れ。G16や、地政学的に重要な経済大国(つまりBRIC)による協調が重要だ。米、欧州(英独仏)、中国、日本、ロシア、インドといった主要国の指導者が、非公式な対話を通じて協調を深める必要がある」として、その世界の多極化を是認していたのだ。

そのブレジンスキー民主党に鎮座し、一方の共和党にはキッシンジャーがいた。

米中国交回復やベトナム撤退、米ソ冷戦終結などで華々しい外交戦略を成し遂げて来たキッシンジャーは、ロシア・プーチンと会談するなどして、現在も外交の裏工作役として働いているが、その外交戦略が結果として中露の経済勃興など現在の多極化に導いたことからしても、戦術的な役目の立場を異にしながら、この二人の基本的立ち位置は共通して「世界の多極化」というUS国際資本内の、いわゆる多極派の戦略上にあったと思えるのだ。

現代史の要は、政治家の思想にはなく、あくまでも資本財閥の国際経済戦略にある。