Bachacha

音楽、伝統文化、経済社会などに関心あり

英語だけが「殿様扱い」される理由を考える

今、日本を訪れる海外旅行客の大半は、韓国、中国、台湾、東南アジア諸国などアジア系が占めている。

だが、こうして現実に日本国内で、彼らアジア系の言語が強い存在感を示しているのにも拘らず、それに反して日本国内では地下鉄や電車、街角、TV番組、新聞、曲や映画、書籍、音楽、自治体の活動、あらゆる分野で英語・カタカナ語和製英語・英語の誤用・意味不明の英語などの英語表記に溢れ、この国日本は、あたかもUKの殖民地であった香港だ。

日本で英語利用の公用化を容認若しくは推進を主張する人々の決まり文句は、「英語が世界の公用語として一般化している」。

上記の来日観光客の出国構成を考えても、北京語、広東語、アジア系言語の普及が重要なのに反して、英語だけの普及が必要かつ十分だと宣う根拠が、一体、何処に在ると言うのか。

そして私は、USD破綻宣言が目前の今、近い将来、日本人が刷り込み的な嫌ロ感情によって身近にないロシア語が、貿易決済通貨として拡大するに従い需要が増えている北京語や広東語と並んで、新たな国際基軸通貨が創設するまでの間、アジア地域でUSDに替わる国際通貨として緊急に需要を高めると予想している。

昨日、UKのEU離脱が決まったという報道があったが、次に来るUSD破綻宣言後の混乱を控えた世界経済を視野に入れてもなお、この日本で英語だけを普及させ、公用化するのに正当な理由があると主張する勢力があるのなら、そこには英語・欧米文化崇拝の殖民地根性とでも揶揄できる軽薄な思考しか存在しない。

政治的工作では、内閣官房クールジャパンムーブメント推進会議(内閣日本経済再生本部・楽天会長三木谷浩史が民間議員を務める産業競争力会議の下部組織)が英語公用化の推進剤の役割を担っているが、その工作部隊は広告代理店の各社であろう。 

彼ら広告代理店が完璧に支配下に置く新聞、TV、各種催事の場面で極めて高い頻度で英語表記が均質的に溢れかえる現状から見ても、彼らが英語表記の指導を仕切っているとしか考えられない。

政府と広告代理店が日本人を洗脳する請負業者となった現在から歴史を振り返れば、WW2で敗戦を迎えた日本人の根底には、戦後、出生した者を含めて、今も英語圏文化と大柄な欧米人に対して屈折した劣等感の存在が見えてくる。

USとUKは、WW2以前から優れた科学技術と合理的な思考によって経済的及び政治的な戦略と戦術を練り上げ、状況の変化に対応する柔軟な脚本を用意して軍事的作戦を実行し、真珠湾攻撃以前から用意されていた脚本に乗って、中国及びアジア支配の邪魔になる日本人、経済にも政治にも戦略的な視野と考察を欠いてその場しのぎで生きる日本人を、赤子の手をひねる様に真珠湾攻撃から僅か1年で戦況を逆転させ、その後はUS軍需産業界の生産増大に呼応して戦域拡大しながら日本占領の時期を探り、最後には原子爆弾実験の効果検証対象の家畜として日本人を利用した。

その結果、島国から世界の現実を直接目にすることが無かった環境下で日本ムラを形成してきた日本人にとって、昨日までの日本人の価値観を叩きのめして支配者となった長身金髪青眼白色の人間は、日本人が聴いた事のない理解不能の言語を操り、アイロンの効いた軍服とキレイに磨き込まれた軍靴を履き、缶にイッパイ入ったビスケットをほおばり、それを仰ぎ見る子供たちはUS兵からのガムを拾って口に入れ、そうした舞台の上に、文字通り別世界から圧倒的な存在力を持って、この日本にやって来た。

その新しい支配者は、それまでの日本の支配装置の一つであった皇国史観を黒墨で塗り消し、あるいは一旦は武道を禁止し、更に女性優先の社会マナーを先進的欧米文化の象徴として後進国日本全土に浸透させた。

しかし、US政府の真の目的は、その様に女性開放を装いながらも、小学校入学と同時に女子には「さん」付け、男子には「君」付けで性的区別の格差を付けて名前を呼ばせた様に、その実態は日本男子の闘争力・牙を抜き、形式的に女性を尊重する生活を広め、「マイホーム主義」で社会を考察する姿勢を排除して思考力を衰退させた。

これら全ては、二度と欧米に刃向えないように日本男性を中性化、去勢、幼児化させ、他律的、受動的な人間を日本中に敷き詰める事が目的だった。

さらには、いずれも当時は実行されるに至らなかったものの、欧米の直間支配力を高めるために文字を全てローマ字化すること、あるいは、現在の安倍政権が現に執行している、日本語を抑制して英語を公用語にする政策と全く同じ英語公用化の計画さえ、その時、既に存在していた。

また、日本語の縦書き表記と縦書き表記の併存存在については、wikipediaには次の「」内の記載がある。

「縦書きと横書き

戦後、GHQ/SCAPによるアメリカ教育使節団報告書中のローマ字採用勧告や漢字の廃止運動(国語国字問題 / 漢字廃止論)などの社会運動により、西欧の記法に倣う左横書きが革新的、「1行1文字の縦書き」は保守的、というイメージは決定的なものとなり、「1行1文字の縦書き」は衰退の一途をたどることとなった。」

この様に、USは占領当初から欧米文化を日本全国に浸透させ、徹底的に欧米文化価値の優位性を日本人へ浸透させようと洗脳工作の占領政策を執っていたのだ。

ただ、UKの殖民地に対する総督配置の直接的統治支配とは違って、USは日本を信託統治もしくは合衆国州に組み入れる直接的支配をせず、憲法改定の方法で法的に国家を存続させ、その中で天皇の存在を憲法で認めたのに象徴される様に、USが得意とする間接的支配で日本を操縦する政策を選択した。

その間接支配装置として、GHQ占領軍総司令部を中心としたUSの日本占領機関は、ラジオ、週刊誌、新聞など後に極めて重要な洗脳装置となったTVを含め、メディアを大量に一般家庭に普及させ、それと並行してCIAなど情報工作機関を使って、日本社会の各分野に情報工作員を隅々まで送り込んでUS文化の巨大な波で日本を覆い、日本人の心と頭を8月16日を境にして、現在に至る盲目的対米追従に転換させることに成功した。

USの間接統治は、戦略への評価において合理性で優れた選択だ。

直接統治では、被支配国内で大きな問題が生じた時にはUSが直接介入しなければならないが、間接統治を執る場合、随時、被支配国の政府が責任を負って問題を解決する責任を生じるから、真の統治者たるUSは、被支配国の政府を操縦する事で問題解決に当たらせ、USの軍事的、経済的な直接介入の負担と責任を軽減回避できる。

こうしてUSの日本統治は外的に一応の形を整えたが、次には内的統治方法を整える必要がある。

それが、実はUS政府、その実態であるUS国際資本にとって最も重要な課題だった。

「資本は国境を超える」は有名なセリフだ。

この言葉こそ、現代資本の本質を現す端的な言葉だ。

グローバル経済主義という言葉は、この「資本は」の言葉を巧みに言い換えた上、戦前に天皇の声明を天の声として敬ってきた日本人に対し、天皇に替わる新しい天の声として海の向こうから浴びせ続ける事で、既に定められた日本人の運命であるかのよう印象付ける。

これは、国際資本の日本経済支配戦略、即ち英語会話力に劣るほとんどの日本人労働者の低廉な使役を正当化させるために、英語の断片的な利用、誤用、和製英語の乱用とそれに伴う日本語の劣化、それに同調する論理的思考力の衰退と精神的低年齢化、そうした社会背景を耕し作ってきた環境を条件として、「世界市場支配」を「グローバル」などとカタカナ英語で言い繕い、現在の日本人を更に過酷に使役するための詐欺的戦術にすぎない。

この様に歴史的に振り返れば、USは日本を戦勝国の戦利品とし、次に太らせ食べようと家畜国家として飼育してきたのだ。

さて、US資本にとって重要で巨大な市場開拓の対象だった中国ではどうか。

ロシア革命では、ユダヤ人が幹部を占めて指導権を握っていたボルシェヴィキに対し、巨額の革命資金を供与していたニューヨークのユダヤ人銀行家ジェイコブ・シフ、彼は日露戦争で日銀副総裁高橋是清へ戦費を供給したので有名だが、その経歴を負うシフの投資と同様に、USロックフェラー財閥は、エドガー・スノー毛沢東の下へ連絡要員として派遣し、スノーは後に著書「中国の赤い星」で毛沢東を欧米に公認するよう工作したが、その毛沢東の長征時代から中国共産党を育てて来たロックフェラーは、USD破綻宣言を目前にして、USが西アジアから第2列島線グアム島まで軍事的撤退をしながらもなお、戦利品である日本をわざわざ中国へ無償提供するはずもなく、結局は中国、それに加えるならロシアとの3国で共有する腹積もりなのではないのかと思われて仕方がない。

それが、グローバル経済主義が日本で大手を振って展開する原因と推進力の正体だと理解すれば、彼らにコバンザメの様にくっ付いて回り、美味しい餌を探し回る経済界の醜い輩の存在も、またアジア地域での拠点の一つとして、日本社会での英語公用化に向けて勤しみ、あるいはこれを甘受して無思慮軽薄な状態の国民の増加も、私には充分に納得できるのだ。

 

★ 連合国軍占領下の日本 - Wikipedia

 

nikkidoku.exblog.jp

★ 秘密のファイル CIAの対日工作(上下)/春名幹男 : マイケルと読書と、、

★下記の著書は、日本語版を30年間、USからの圧力で出版できなかった。

これはUS国際資本が世界市場で展開する政治戦略、国際金融構造や国家財政戦略などの経済戦略が主な記述内容で、政治、軍事、そして陳腐で工作的あるいは稚拙な陰謀論はここにはない。

あるのは日本人が最も不得手とする、本来的な陰謀という多次元的思考力だ。

帝国主義国家アメリカの内幕 [単行本] 徳間書店

 マイケル ハドソン(著) 広津倫子(訳)

http://www.yodobashi.com/%E8%B6%85%E5%B8%9D%E5%9B%BD%E4%B8%BB%E7%BE%A9%E5%9B%BD%E5%AE%B6%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%82%AB%E3%81%AE%E5%86%85%E5%B9%95-%E5%8D%98%E8%A1%8C%E6%9C%AC/pd/100000009000150501/