Bachacha

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中国の軍事行進から見る日本、韓国、中国の将来

China’s V-Day military parade in Beijing 2015  

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中国WW2戦勝記念軍事行進で、参観台に参列するロシアのプーチンの隣には、韓国の朴槿恵パク・クネ大統領がいる。

参列者と行進する軍隊は、日本が未加盟の上海協力機構構成国からの参加が中心だ。

日本と同じく、これに未加盟の韓国大統領が参列するのは、韓国にとって、日本やUSではなく中国が貿易相手国として最大の取引額を示す以上、何時までもこれへの参列を無視し続ける事ができなかった。

この韓国が参列した事実から、USが参列を事前に許した、中国の傘下に入るのを承認済みだと推測する以外、これはあり得ない。

日本とUS経済が破綻する歴史を目前にして、過去の外交政策と経済政策のままでは自国経済が自滅するのが明らかである以上、それに対応した現実的選択を採用する以外に韓国が生き延びる道は無かった。

ここでも、日本との摩擦を繰り返す中国がアジアの中核となる、日本にとって厳しい歴史が透けて見える。

この歴史的流れの中では、中韓経済関係はこれからも増幅する方向にあり、USD破綻の前にも韓国は上海協力機構へ加盟する可能性がある。

それは、韓国がUSを背景にし、軍事クーデタを繰り返して数次の軍事独裁政権が長らく続いていた当時の、現大統領の父親である朴正煕・パクチョンヒ大統領たちが基本政策としていたUS追従政策から離れ、現実的な道を歩みつつある姿の投影だ。

しかし同時に、それは中国経済圏に飲み込まれるまでの一時の過程でもある。

それに比して、おそらく、USは日本の資産、企業、労働力、文化力の100%を中国に無償提供する事はしないだろう。

韓国とは違い、日本の競争力、有形無形の資産は国際資本にとって強い魅力があり、地政学的にも、かつての反米キューバと同じ軍事的作用を使って、中国、ロシアへの圧力として利用できる。

このまま、日本の国民市民間で現実を直視して歴史を分析評価し、真剣な討論が重ねられる事がなければ、日本社会は、中国、欧米国際資本、果てはロシアさえ加わって、彼らに分割支配される可能性が高い。

しかし、国民市民へ影響力が強い現在のメディアの姿からは、日本社会の未来にはどうしても悲観的になるのだが(笑)。