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トランプはUS政界全体の本音をも代弁している:候補者全員の後ろには1%層

jp.sputniknews.com 

彼は、共和党中核やUS政界穏健派にとって、本当に危険で特別な存在なのか?

トランプ支持勢力と反トランプ勢力同士のデモや衝突を陰から仕掛ける勢力がいると疑う所を留保しながらも、彼が99%層の経済的社会的不満を煽りまくってそれを拡大し、99%層を巧みに取り囲み、不満に火を点けて熱い火の玉にしてきたが、そうした方法で大統領選に必要となる票をかき集めているのは、過激な言動を伴って99%層が強い支持を寄せていることから明らかだ。

しかし、これで彼が心底、99%層の深い思いを代弁して、99%層の利益に叶う政治を目指していると受け止めるのは早計だ。

彼が生まれ育った家庭環境も、そして今の彼自身も、候補者としての立ち台は明らかに1%層に属する。

基より、彼の頭の中の99%層は、発言からしてUS国内に限る99%層であり、世界中の99%層ではない。

USの太平洋での支配区域は、USが西太平洋の最西部から第2列島線のグアムまで撤退して、第2列島線以西を中国の支配区域とすることで、政策部門、軍事部門共に中国とは合意済みだ。

その合意を世界に示そうとして行われている戦術の一つの政策が、US、日本、オーストラリア、カナダ、中国など多国間で2年毎に行われるリムパック環太平洋合同演習だ。

中国は、2014年に初参加したが、これを単に儀礼的な参加だとは評価できない。

欧米の国際資本は、毛沢東以来、中国を巨大な市場として現在まで育成し莫大な投資を継続して、今では中国元を国際貿易決済通貨の一角を占めるという結果を導き出した。

日本のTV、新聞などのメディアは、その歴史を無視して、強固な安保条約と日本に駐留するUS3軍の世界最強ぶりを宣伝し続け、日米関係が中米関係よりも永遠に強固であるかの様に国民を洗脳し続けて来たので、中国海軍がUS海軍主導のリムパックに参加している事実さえも国民は知ってはいない。

中国はこの軍事演習に参加する事で、中国軍が容易にUS等の外国軍の電子情報や艦船、潜水艦、航空機の性能や連絡機能、兵士の練度など様々な軍事情報を獲得できる。

それをUSは許すという意思表示が、中国海軍が演習に参加する意味なのだ。

それを前提にトランプの辛辣な対中国演説を解釈すれば、あの壁発言同様に、言葉通りの真意がそこにあるとは考え難く、集票作用を狙うアジ演説の域を出ないという印象を持つ。

彼の対日、対日発言は、発言を反転させてみれば、かえって本音に近いものを感じる。

欧米1%層内の潮流には、本流に流れ込む多くの支流がある。

その支流の幾つかの声を受けた諸勢力が、各候補者を操り人形として糸を引いているというのが大統領選の実相だ。